「観測されないものは、存在しないも同じ」−MITメディアラボ最年少助教授スプツニ子!さん「はみだす力」は必読

 MITメディアラボ最年少助教授スプツニ子!さん の「はみだす力」を読んだのですが、あまりに感動したので人生初のブログを書くことにしました。

 

スプツニ子!さんのプロフィールはこちら

はみだす力はこちら

 

特に心に残った5つのことを書きます。

1.今いるところが、世界のすべてじゃない

2.なぜ、勉強するのか

3.長続きする勉強法

4.好きこそものの上手なれ

5.観測されないものは、存在しないも同じ

 おまけ:今後の決意

 

1.今いるところが、世界のすべてじゃない

「はみだす力」でスプツニ子!さんは学校に通っていて先生と上手くいかなかったとき、大親友のユリさんに「学校だけがすべてじゃない」と励まされたと書いています。そんなことは広い世界から見ればどうでも良いことだと。行き詰まったとき、自分を励ましてくれる言葉だと思いました。

 

2.なぜ、勉強するのか

その答えをスプツニ子!さんは、小学校だった当時、「大人になった時に、新しいことを発見出来る準備」だと答えています。これは両親の教えで、「人類には、みんなで作り上げる学問という山がある。一人の力では、いくら新しいことを見つけても、山の高さには積み上がらない。これまでの歴史で新しいことを見つけてくれた人たちがいるから、その山があるんだよ。」と教わったそうです。

MITメディアラボ石井教授も最新の寄稿で、「新しいアイディアは、虚空からは生まれない。常に既存のアイディアを新しい視点から組み合わせることにより、新しい価値を生み出すことができる。」と語っています。

大学4年間の出席日数が100日を切るという不真面目極まりない自分すら、「勉強したい!」と初めて思えたかもしれません。

 

3.長続きする勉強法

スプツニ子!さんは勉強のコツを、「勉強しない時間を決めること」だと言っています。具体的には、「夜8時以降は勉強しない。」と決めていたそうです。そして、それ以降は遊びにいくと。

これはずるずる深夜生活を続ける自分に取って福音になりました。自分が深夜生活になるもの、原因はやっぱり「始めるまでの時間が長い」から。夜8時以降は遊べるとなると、毎日楽しく健康に過ごせると思いました。

 

4.好きこそものの上手なれ

スプツニ子!さんは「高いレベル」にいくためには、単に能力があるだけではダメで、その分野をものすごく好きじゃないと難しい。」と書いています。

これはMLBのイチロー選手も「高い目標を設定し、日々できること、しなければいけないことを地道にやる。それが苦にならないのは、好きなことをやっているからだ。」と言っていますが、自分にとっては免罪符的な言葉でもあります。でもスプツニ子!さんやイチロー選手と自分が違うのは、好きなことをやって結果を出しているかどうか。ご飯を食べるより、映画を見るより服を買うより好きなことを仕事にさせてもらっていて幸せですが、その分ちゃんと成果を出さねばと思っています。

 

5.観測されないものは、存在しないも同じ

衝撃的で、感動的な言葉でした。「観測されないものは、存在しないも同じ」というのは量子力学の3値論理の考え方にあるそうですが、スプツニ子!さんはこれをあらゆる場面で実践しています。作るだけじゃなく、Youtubeでも情報発信する。そうすることでチャンスを掴んでこられました。

 

おまけ:今後の決意

「観測されないものは、存在しないも同じ。」この言葉に関して、思うところがあります。私は今、ツイキャスというライブ配信サービスのPRを担当していますが、ツイキャスは既に日本ではコミュニケーションのあり方を変えようとしています。ですが、ツイキャスは日本だけで使われるようなサービスじゃないと思っています。TwitterFacebookの様に、世界中で使われるサービスになると確信しています。

 

その意味では、ツイキャスのPRとして初めて海外にリリースを出し、The Next Webに掲載いただいたことは、自分の短い人生の中では最高の経験になりました。仲間の強力あってのチームプレイでした。

 

でも、こんなもんじゃないはずです。スマートフォン一台あればいつでもどこでもだれでもライブ配信でき、世界中の人とコミュニケーションとれるサービスなんて、それこそ無限の使われ方があるはずです。世界中の人と一緒に一つのアートを作るなんてことも、ツイキャスを使えば出来てしまいます。でも、まだまだツイキャスはほとんどの人に「観測」されていません。

 

だから、ツイキャスを世界中の人に、そして自分の発想を大きく変えてくださったスプツニ子!さんにツイキャスを使っていただけることを夢見て、今後も情報発信していきます。

 

「はみだす力」、超オススメです。

 

はみだす力

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